【CHIPPEWA】 チペワのブーツのエイジング加工ってあり？なし？

こんなサービスがあるんですね

以前、雑誌Lightning（ライトニング）でも掲載されていたこんなサービスをご紹介。

靴って所有者の足型に馴染んで履き心地が良くなるというプロセスがあるので、よっぽどの好条件、状態良でない限り個人的には中古という選択肢はありえないのですが、中古という選択肢を取る方がいるのもまた事実。

ブーツだとなおさらで、エイジングの過程を楽しみたい人間としては、いきなり途中参加というのはありえない。それは革製品全部そう。ジーンズも好きですが、昔から加工モノには一切手を出す気がしません。

別に中古を否定しているわけではないのです。中古は中古の良さがあるので、モノやジャンルによりけり、という話です。

で、これ発見して驚いたのですが、チペワの新品ブーツのエイジング加工サービスというのがあるようなのです。

いきなりエイジングが進んだ状態での履き下ろし。新品を加工したものなので前ユーザーは当然おらず、ソールなどは真新しいまま。新品だから中古ブーツにありがちな「水虫大丈夫かな？」という変な心配も必要なく、「他人の履いたブーツはちょっとなあ」という潔癖症でも問題なし。しかし、「この人工的な手法はどうなんだろう？」というもやもや感が残ります。

オリジナルエイジド加工だそうです

横浜にあるSTURDYというアメカジショップにて提供しているサービスのようです。

該当の商品ページはこちらです。(下の写真はこのページより転載）

チペワの6インチプレーンブーツのUSタンレネゲードのモデル（#97062）をヴィンテージ加工した商品です。お店いわく「オリジナルエイジド加工」。細かいディテールは上記のリンク先にてどうぞ。
参考までに元の6インチプレーンブーツのUSタンレネゲード　#97062の写真はこれ。いつものチペワ日本輸入代理店直営のPeoplesPlace 楽天市場店から転載。

元のこのブーツの定価が36,540円。このヴィンテージ加工をした商品の販売価格は44,415円なのでその差7,875円。7,500円に消費税が加工賃です。

加工の工程やどれだけ時間がかかるかに非常に興味があるので加工しているところを見せて欲しいくらいですが、この7,500円が妥当な価格なのかさっぱりジャッジできません。しかしそこに価値を見出す消費者がいるのも確か。現にこのヴィンテージ加工を施したチペワはSOLDOUT、売り切れです。

お店に直接確認したわけではありませんが、違うブーツ持ち込んでも加工してくれそうな感じではあります。

写真を見る限り、加工のヴィンテージ仕様に、なんとなくわざとらしさを感じて自分は「ないな」と思います。ジーンズの加工モノもわざとらしさを感じて敬遠しているのですが、見る人が見ればわかる、というのはなんか自分さえも欺いているような気がします。エイジングのプロセスをひたすら重視する個人の感覚と趣味が絡むところなのでどっちが良い悪いという答えはないのですが。

こういう加工サービスは「時間をお金で買う」サービスなので、着目点はおもしろいなとも感じます。様々な加工サービスがあるので、ブーツがあってもおかしくない。何年分かを一気にスキップ。そこに着目したこのお店は拍手もんだとは思います。

このブログにはチペワのエイジングがどんな感じになるのか、検索して来る方がたくさんいらっしゃいます。みなさんはこのチペワのエイジングショートカット手法を見てどう感じられるのか、ちょっと興味があったりします。

ちょっと初めての試みでもあり、実験です。Webで簡単にアンケート取るサービス使って下のアンケート設置してみました。もしよろしかったらどう感じるかだけポチっと入れていただけると嬉しいです。よろしくお願いします。