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【G-SHOCK】 チペワ関係なし。ああ、いとしのGショック。DW-5600C-1V

      2013/09/08

 

こいつとは別れたくないんだあ(泣)

チペワ全然関係ないです。けっこう調べたりで時間費やしたので、記録目的と同じ境遇の人のために記事化。

いきなり時はさかのぼり、1996年、高校生の時。

上野アメ横にてなけなしのお年玉1万円突っ込んで初G-SHOCKを購入しました。私の人生で買ったG-SHOCKは最初で最後のこれ一本のみです。

はい、どーん。

 

DW-5600C-1_l

 

モデル名:DW-5600C-1V。

写真はカシオ公式サイトより拝借。この写真は国内モデルだから「WATER 20BAR RESIST」表記。私のは海外モデルで「200M」表記。

今でも似てるの売っています。品番:DW-5600E-1。見た目かなり同じですが、造りは別物。

いろいろ気に入らないところはありますが、ベゼルの「PROTECTION」と「G-SHOCK」の部分が一段盛り上がっているのが一番許せない。「なぜ?」って聞かれても明確な答えはないんだけどね。

話戻って私のGショック、DW-5600C-1V。裏蓋に刻印されている文字からモジュールは901なので、後期のモデルのもよう。

 

IMG_0522

 

当時、映画「スピード」でキアヌ・リーブスがつけてたモデルといって流行った逸品。通称「スピードモデル」。この流れで、海外モデルの「200M」表記がどうしても欲しかった。

 

キアヌ01

 

キアヌ、最近見かけないですね。

今考えると頭のおかしい90年代後半のGショックブームに動じることなく、田舎で淡々と使われ続けた私のGショック。学校もバイトもほぼ毎日、酷使しまくり。さすがのタフさでございます。

 

購入後6年経過

2002年。一度目のベゼル崩壊。酷使に耐えられなくなったといったほうが正しいでしょうか。

愛着ありまくりだったのでお金ないのに外装全とっかえ、電池も入れ替え。その時好きだった女の子(結局、付き合えず・・・)とデートがてら、マルイの時計コーナーに修理依頼しに行ったな、とか甘酸っぱい思い出。

修理代5,000円くらいでしたでしょうか。カシオテクノ(カシオ製品の修理会社)にて修理をしてもらいました。

ベルト交換も何度か。遊環(ゆうかん:手首にはめて余ったバンドを通す輪の部分)がよく切れて。まさか遊環だけ売ってるなんて知らなかったから、いつもベルトごと総とっかえしてました。遊環だけだと600円なんだそう。それって高くない?

 

購入後14年経過

社会人になり機械式時計に興味持ち出し、ギラついた時計ばっか使うようになり。簡単に言うと「モテたい」チョイスです。このGショックは使用頻度も落ちてたところ、2010年に電池切れ発覚。

意外と電池持ちました。電池交換後、約8年。

 

カシオテクノ二度目の電池交換を依頼しました。しかし「古いモデルなのでもう修理受け付けていません」とむげもなく断られ返却されてきました。まじでかー。

「さてどうしたもんやら・・・」とネットで探して「Granite Garage」というオールドGの修理専門なお店に依頼することに。

オーバーホール、ネジ錆付き対処、電池交換、往復送料で1万円近く修理代がかかった。送ってから現場で問答無用のネジ錆付きの対処をされたため、当初見積もりより修理代が跳ね上がり。うーむ。現行の一番安いGショックを2本も楽勝で買えるぞ。

 

購入後17年経過

2013年6月末、二度目のベゼル崩壊に見舞われました。加水分解でボロボロに。

気付いたらベゼルがボロっと崩れ、一部分をどっかに落とした様子。接着剤でくっつけらんねえかなと、雨の中、目をこらしながら、落とした部品探して駅までの道をひたすら戻るも見つからず。どこで落としたのだろうか。

仕方ないからベゼル剥いて裸に。いや、もうこんな無残な姿でもまだ使い続けたい、というのが正直なところ。電池は計算上、あと5年くらいはもつ。「ボッタな修理代1万円の元取ってねーぞ」な貧乏性を発揮してしまう。

 

IMG_0523

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「ベゼル交換すればいいんじゃない?」・・・はい、そうなんですけど。

春先にはベゼルに亀裂が入ってたのを発見してたので「そろそろやばいな」と部品取り寄せの問い合わせを、カシオテクノにしてました。

しかし、カシオテクノからの回答は「修理も受け付けてません。部品も終売です」とすでに3年前に電池交換を断られていたことから予想していた内容。追い討ちをかける「他に流用できるような部品もありません」の情報。

時間かけて一生懸命調べてくれたのでカシオのサポートはすごい好感です。同じ境遇の人が、検索かけてくるかもしれないからやり取りを全文残しておきます。

 

私からの質問概要

  • DW-5600C-1Vのベゼル取り扱いは本当にもうないのでしょうか?
  • 他に流用できる部品はないのでしょうか?

 

「カシオテクノ(株)部品受注センター」からの回答

大変申し上げにくい事ではございますが、生産終了で部品販売できるものが無い状況でございます。代替品含め、合うものをお探し致しましたが、ございませんでした。

「DW-5600C-1V」に対応可能なベゼルは、ご参考までですが下記になります。大変申し上げにくい事ではございますが、いずれもベゼルは生産終了で部品販売できるものが無い状況でございます。ご要望にお応えすることが出来ず、本当に申し訳ございません。

・DW-5000C-1A
・DW-5000C-1B
・DW-5200C-1
・DW-5200C-2
・DW-5200C-9

 

「大変申し上げにくい」気分にさせてごめんなさい。

列挙してくれた部品流用できるモデルは、今回問題のGショックDW-5600C-1Vよりさらに昔のモデルなので、部品なんかあるわきゃない。まあ、たかだか販売価格1万円の大量生産な商品を20年も使う想定してないってことですよね。企業側の立場に立てば、当然です。

ただユーザーとしては打ち捨てられた感は多少あったり。

そんだけタフな商品を日本の技術でカシオが作ったというこの事実は、ほんとモノ作りの歴史に残る素晴らしい商品だとつくづく思うのです。そして2013年の今年はGショック誕生30周年ですが、いまだ飽きられずにこのデザインが売れ続けている、という。ホント、デザインも秀逸なんだと感じます。

 

諦めきれず、ベゼル探しは続く

その後、かなり時間をかけて私のほうでも調べました。やはり、ベゼルだけを手に入れる方法はもう残っていないようです。

上記のオールドG修理専門店「Granite Garage」のブログ記事が、ダメ押しされるにははっきりしてていいかもしれません。

 

オリジナルの替えのベゼルがオークションで放出されても1万円近くの値がついており、もともとの定価が1,500円って知ってるだけに手が伸びません。探している人も多いようで、かなーり激戦です。

しかも、オークション放出はマニアのストック品でしょうけど、経年でこの部品が加水分解していないという保証はどこにもないのです。部品に1万も出して、速攻でバラけたら泣くに泣けん。

オリジナルにこだわらなければ模倣品ベゼルもオークションに出ています。それも平均4,000円近くの落札価格。パチモンがなぜこの値段?せめて正規の部品の価格は超えてくれるな、と思う。くだらんこだわりかもしれんが、オリジナルを装着したいのです。

 

万事休す

もうこいつは「お疲れ様でした」して、新しいの買えってことなのでしょうか。

こういうのって、興味ない他人(身近な例:妻)からすれば「さっさと買い換えればいいのに」って一刀両断されがちですが、諦めきれずにうじうじと。青春を共に過ごし、「いろいろあったなあ」とこいつ眺めながら思い出す、そんな日々でございます。

 

でもGショックないと何かと不便。他は機械式時計しか持っておらず、気を遣わず雑に扱える時計って何気に重宝していたんだ、となくなって気付く素晴らしさ。

家電量販店で片っ端から現行Gショックを手に取るも「次買うのはこれだ!」というモデルもありません。スクリューバック(裏蓋の仕組みね)じゃないとなんかしょぼく感じます。現行ラインナップ見る限り、購入意欲があまり湧きません。

最新機能のソーラー電池も電波時計も買い替えメリットとして訴えてくるものがない。もう腕時計なんて機能的に行き着いた完成品なんだなと改めて気付かされました。

この先、腕時計は噂の「iWatch」みたいなモバイル端末に侵食されていく、と。時計屋に勤めてる人はそのうち職失うんだろうな。

この動画1分半だから見ておくと発想の幅が広がるかもしれません。将来こんな感じになるかもしれない、という動画。夢がありますな。モバイル端末に食われると、時間確認機能だけの腕時計は完全なる趣味嗜好品となるのが10年とかそこらのスパンで考えた将来の姿と予想します。

 

話戻します。たかだかGショックに多くを求めても仕方ないってわかってますけどね。

適当なところで妥協して買ったところで、納得して使うことができるのだろうか、私は、自問自答。思い入れがあるだけに、やっぱりDW-5600C-1Vがいい。こいつが最高の相棒なんだと思う。墓場まで持っていきたいのです。

で、またうじうじと。いやはや、モノには寿命があるってわかってるんだけど・・・。強制引退か。

なんかうまくまとまりませんが、この夏はまた17年使えるGショックを探す旅をしてみることとします。

 - チペワ以外のお話 , ,

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Comment

  1. ○ち より:

    ご無沙汰してます○ちです。
    私もGーSHOCK 愛用しております。機械式も数本ありますが、やはり気がねなく使えるのでいいですよね。
    私もDW 5700のベゼルが崩壊してしまい困っています。せっかくのタフな時計なのに外装が脆いのは大弱点ですよね。

    • チペワ好きなのです。管理人「ねむたい」 より:

      ○ちさん

      こちらこそご無沙汰しております。

      5700ということはスティングですね。今となってはですが復刻買っておけばよかったと思ったりしてます。5700のベゼルも、もはやなさそうですねー。

      材質上、経年劣化は致し方にせよ、これだけ需要あるんだからCASIOに純正部品を作り続けて欲しい、それだけなんですけどね。企業側としては新しいもの買ってもらわなきゃ儲からないし、いつまでも古いものを修理対応で面倒見きれないのでしょうけど。

  2. オジブワ より:

    オジブワです^^
    Gショックから機械式とは飛躍しましたね^^;
    私はまた別のパターンですが、同じく15年程度使ったタイメックスの「サファリ」がお亡くなり(私が勝手に延命措置をしなかったのですが…)になりました。
    電池交換に行ったら、「電池ではなく、もう修理しないと動きません」と。
    言葉尻は似ていても、「修理しないと動かない」と「修理すれば動く」ではだいぶ違いますよね。
    「修理すれば動くんですか?」と食い下がろうと思ったんですが、その店員さん冷たそうだし(勝手な先入観)、食い下がったところであまり良い答えはもらえなさそうなので、あっさり諦めました。
    Gショックならまだしも、タイメックスなんて使い捨ての権化のような時計みたいだし(ToT)
    とは言え、代わりのを探したら割とすんなり良さげなのが見付かったというせいも大きいのですが…。
    他にも15年前後でそろそろ危ないのがありますし、時計の寿命ってそれくらいが多いのでしょうか…(私の場合はノーメンテですので、きちんとメンテすればもっともつのかも?)。
    新Gショック、気に入ったのが見付かるといいですね^^

    • ねむたい(チペワ好きなのです。管理人) より:

      オジブワさん

      コメントありがとうございます。
      機械式は昔から好きで、初めて20歳の時に買ったのがSEIKOのアンティークでした。機械式が大好きですけど、維持メンテ費用が・・・。この間、オーバーホールの見積もりとったら驚愕の金額を言われて、一旦引き取って帰ってきました。うむ、買うときわかっていたけど、いざとなると。

      タイメックスもお手頃価格ながらいいの作ってますよね。お手頃価格の時計は確かに仰るとおりで15年くらいがめどなのかもしれません。どんな工業製品でもそんなに使い倒されたら元はとれたと考えるのが普通でしょうか。メーカーももう責任取れないよ、って言っても文句は言われまいと考える時間かと。

      15年も使えば、逆にユーザーが思い入れがたっぷりになりすぎて、しがみつきはじめますけどね。結局、Gショックなしで夏が終わってしまいました。

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